皆様は年賀状は準備されますか?
そろそろ年末年始に向けて
世の中が動き出す頃ですね。
私も徐々に取り掛かろうかと思っています。
さて、今回も前回に引き続き
『男性と女性の「性」』について
とくに本日は
『性同一性障害』が起こる原因など
お伝えして参ります。
◎性同一性障害(GID)が起こる原因
性同一性障害(GID)が起こる原因の一つとして、男性ホルモンの作用が挙げられます。
脳の性が決まる妊娠半ば過ぎの時期に男児が胎内でテストステロンを産生できなかったか、作用できない状態であることが性同一性障害(GID)の原因の可能性であることが分かります。
逆に女性の性同一性障害(GID)の場合は、男性ホルモンが多少なりとも作用した可能性が高いことが考えられます。
しかし、脳が男性型、女性型になるかは、胎児期のホルモンの作用のみでは説明できず、生後の幼児期の環境や関わりなども大きいと言われています。
4.性同一性障害(GID)とレズビアン、ゲイは違う?
性同一性障害(GID)は、生物学的な性別と脳の性別が乖離している状態のことを指します。
誤解されやすいものとしてレズビアンやゲイ、バイセクシャルなどがあります。
それぞれの違いについて、見ていきましょう。
◎レズビアンは性の対象が女性
レズビアンは、生物学的にも社会学的にも女性であり、自分自身のことも女性として認識しています。
ただし、恋愛や性の対象は女性であることが特徴です。
◎ゲイは性の対象が男性
ゲイは、生物学的にも社会学的にも男性であり、自分のことも男性として認識しています。
ただし、恋愛や性の対象はレズビアンと同様に男性であることが特徴。
◎バイセクシャルは性の対象が両方
バイセクシャルは、生物学的や社会学的な性別関係なく、恋愛や性の対象が男女の両方であることが特徴です。
5.LGBTとは?
最近では性の多様性について表現する際に、「LGBT」という表現が使われることが多いです。
「LGBT」は、それぞれの単語の頭文字を取ったものになります。
• L:Lesbian(レズビアン)
• G:Gay(ゲイ)
• B:Bisexual(バイセクシャル)
• T:Transgender(トランスジェンダー)
4割以上の国では、LGBTの権利などが認められておらず、不利な状況に置かれているのが現状です。
彼らに対するサービスや配慮、権利向上などを目指した運動などが、欧米を中心に高まっています。
◎LGBTのような多様性を認めることも必要
最近では、医学的にホルモンが脳の性差に影響することなどが分かっています。
性別は男性、女性などのように2つに分けるのではなく、性の多様性を認めることも必要な考え方であると思います。