Dr.ネルソンの「医学&タメになる」授業

モデル/モデル講師/司会と多方面で活躍する清家すみれさんと「生理前後の気分の落ち込み」ついてお話します。

原因と対策

みなさん、あるあるのテーマかと思いますが、ご自身の経験お聞かせもらえますか?

昔はそんなの大人の女性なんだから、自分で鍛錬して治さないと!と思っていました。

けれど、実際大人になると生理前後に、準備したくない!とか仕事に行きたくない!叫びたい!って思うことがあります。

きっと、同じような悩みを抱えている女性は多いと思います。

それは、女性を幸せな気持ちにさせてくれる「エストロゲン」とよばれる、女性ホルモンに原因があります。

生理の前、特に排卵日前にかけて「エストロゲン」はどんどん多くなっていきます。このエストロゲンが多い時は、女性は幸せな気持ちになり、やる気に満ち溢れます。しかし、排卵後妊娠しなかった場合、エストロゲンは一気に下がってしまいます。すると、一気にやる気がなくなり、気分が落ち込んでしまいます。

それは、病院に行って治すものなのか、自分で対策を行うものなのか、どちらですか?

個人差が大きいので、答えをはっきりさせることは難しいですね。

まずは、自分の工夫や努力で改善することがあります。例えば、気分転換をすることです。自分の好きな趣味があれば、気分転換しやすいですね。

しかし、自分ではどうしようもない場合は、気軽に病院に相談してください。病院では、漢方やピルを処方してくれる場合があります。

ピル自体は、女性ホルモンと同じなので、毎日飲むことでエストロゲンを一定に保ってくれます。激しい変化がなくなるので、気分の落ち込みも和らげることができるのです。ただし、人によっては、ピルを飲むことで気分が落ち込む人もいるので、対処は人それぞれ異なります。

元々、鬱の傾向がある人は、生理によって鬱が誘発されて、どちらが原因で気分が落ち込んでいるか区別がつかないこともあります。その場合は、心療内科も視野に入れる方が良いでしょう。

だから、生理のせいで気分が落ち込んでいると決めつけるのではなく、他の原因が隠れている可能性もあるので、まずは気軽に医師に相談してみましょう。

あとは、話を聞いてもらうだけでも、楽になることもあります。一人で悩まず、まずは気軽に相談してみてください。

すぐ、実践してみたいと思います。本日は、ありがとうございました。