Dr.ネルソンの「医学&タメになる」授業

MC/ナレーター/マナー講師と多方面で活躍する首藤優美さんと、「婦人科検診」についてお話します。

「検診」と「健診」

今回は、「婦人科検診のお話パート3」ということで、今回はどんなお話をしてくださるんですか?

検診には、「健診」もありますよね。私は健康なのかどうか調べてってことですよね。この2つの「けんしん」をまず分けて考えてほしいと思います。

市町村からくるクーポンで受ける検診を思いがちですが、それは女性の場合「子宮頸がん」「乳がん」の2つです。でも女性の病気ってこの2つだけですか?

たくさんありそうですけど、ぱっと思いつくのが結局その2つですよね。

そうですよね。

でも、性行為の経験がある人なら「性病」、「卵巣がん」「子宮体がん」などたくさんの病気があります。これらの病気になったらどうしたらいいんでしょう。

症状が出ない分には分からないですもんね。

おっしゃる通りです。

なので、「検診」と一言で言っても、何の検診なのか。例えば、母が卵巣がんだったので、自分は症状はないが大丈夫か?といった疑問があれば、病院で卵巣をチェックすることができます。このように自発的な「検診」が大切になります。

あとよくあるのが、会社の健康診断を受けたから安心している人。でも、何の検診だったか分かっていない人がとても多いです。きちんと何の検診なのか理解することも大切です。

私なんかだと、すべての種類のがんなんて分からないじゃないですか?会社の健康診断で受けた以外の検診をどこで受けたらいいのか、よく分からないです。その場合、レディースクリニックに行ったついでに、受けられる検査を全部受けさせて下さい。とかでもいいんですか?

いいです。

一番いいのは、健康診断の結果を先生に持っていくことですね。

なるほど。

これだけ調べてきましたけど、あと何抜けてますか?って聞けばいいですもんね。

そうなんです。先生も、何が心配なのか?など話も聞いてくれますしね。家族の病歴も聞いてくれると思います。

やっぱり病気の遺伝ってあるんですか?

がんの種類によりますね。

例えば、乳がんなどは遺伝性のものもあると、エビデンスも出ています。

今日のまとめです。

「検診」=「クーポンがある検診」だけではないです!自分の体のどこが心配なのか、部分的に考え「検診」を行いましょう。

他に質問がある方は、コメントをお願いします。本日はありがとうございました。