今回は、避妊効果があるピルの飲み忘れや妊娠確率などについて、詳しく解説していきます。
【ピルを飲み忘れた場合の対処法】
①ピルを1錠飲み忘れた場合
→すぐに1錠服用して翌日も通常通りの時間に服用する。
ただし1週目に飲み忘れた場合は、注意が必要です。
諸説ありますが、ピルの避妊効果は飲み始めて7日間連続して服用すれば、その周期には正常な排卵は起こらないとなっています。
つまり、1週目に飲み忘れてしまうと妊娠する確率が他の週より高まってしまいます。
よって、1週目に飲み忘れてしまった場合は7日間続けて服用し下記の対処法が必要となります。
★ほかの避妊法と併用する。
★性交渉を避ける。
②ピルを2錠以上飲み忘れてしまった場合
ピルを2錠以上飲み忘れてしまった場合は、なるべく早く飲み忘れたピルを1錠のみ服用し、その後は残りのピルを予定通りに服用します。
✳︎1日3錠飲むことは絶対にありませんので、注意してください。
③ピルを3錠以上飲み忘れてしまった場合
いったん服用を中止して月経が来るのを待ち、新しいシートで服用を再開しましょう。
【飲み忘れたまま性交渉をしてしまった場合】
ピルを飲み忘れてしまうと、避妊効果が下がってしまいます。
避妊効果が下がってしまった状態で、性交渉をしてしまった場合は、ただちに緊急避妊法(アフターピル服用)をとる必要があります。
飲み忘れからどれくらい時間が経っているか、飲み忘れが何錠目かによっても妊娠の確率は変わります。
飲み忘れによる妊娠を確実に避けたいのであれば、すぐに病院を受診して対応について相談してください。
◆緊急避妊法は性交渉から72時間以内
性交渉をもってから72時間を経過してしまうと、緊急避妊法を用いることができないので要注意です。
ピルの飲み忘れに気づいたら、早めの処置を。
ピルは避妊効果が高い方法ですが、飲み忘れないことが大前提です。
今回、ご紹介した対処法は、あくまで一般的なものであり避妊効果の持続については、個人差があります。
不安があるときは、他の避妊法を併用するか病院に相談をすることをお勧め致します。