本日は先日のお話しの続き『ピルを服用するにあたり気を付けたいこと』をお話しいたします。
■ピルで注意したい副作用
先ほどはピルのデメリットについてお伝えしましたが、その中でも注意したい副作用があります。
血栓症や子宮がんなどの病気のリスクが高くなるため、定期的な検査などが必要になります。
ここでは、ピルで注意したい副作用について見てきましょう。
●血栓症のリスクが高くなる
血栓症とは、血管内で血のかたまりが詰まってしまう病気のことです。
血栓症は、ピルを飲んでいない人でも、10000人のうちに5人程度自然に発生します。
ピルを飲むと9名位になると言われます。
しかし、自然に妊娠しただけでも、19人の割合で、血栓症になるリスクあります。
お産して一ヶ月前後では、65人くらいに、さらにリスクが上がります。
実はピルよりも、妊娠やお産するほうが、血栓症になるリスクのほうがずっと高いです。
血栓症から自分を守るために、半年一回、採血で確認しましょう。
●子宮がんのリスクが上がる
ピルを飲むことで子宮頸癌になりやすくなるのはなぜ?
ピルを避妊目的で飲む人も多く、コンドームを使用しないことによって子宮がんのリスクが高くなります。
子宮がんの中でも子宮頸ガンは、性交渉によって原因ウィルスであるパピローマウイルスに感染し発症します。
コンドームを使用しなくなるとパピローマウイルスの感染率が上昇することで、子宮がんのリスクが高くなると言われています。
特に子宮頸がんの発症率のピークは30才と若年層になるので、年に1回は子宮がん検診を受ける必要があるのです。
★ピルのデメリットを理解しよう
ピルは生理痛を軽減してくれたり、コンドームよりも確実な避妊効果が得られるなど、女性にとって嬉しい効果もあります。
「ピルを飲むと太る」などのウワサを聞くこともあると思いますが、鵜呑みにせず、正しい知識を身に付けましょう。