Dr.ネルソンの「医学&タメになる」授業
今回は、会社役員である山本正人さんと「血管腫の遺伝」について、解説します。
血管腫は遺伝する?
今日のテーマは?
前回の続きのテーマ「血管腫は遺伝する?」についてです。
血管腫は遺伝するとは限りません。お子さんいらっしゃいますか?何もないですよね?
娘が一人いますが、何もありません。
そうですよね。
実は、血管腫の原因ははっきりしないんですよね。
出生前診断については、最近気になる方も多いと思います。
出生前診断が増えているってよく聞きますね。
もし奥様が妊娠していたら、気になりますか?
僕が今、36歳。妻が35歳ということで、高齢出産になりますので気にはなりますよね。なので、僕個人的には出生前診断はすると思います。
なるほど。
一応僕は医療従事者なので、中立の立場にいないといけません。なので、出生前診断をしなさいよ。とかしてはいけないよって言うことはありません。
ただし、2つのパターンがあるんです。例えば、高齢妊娠で子供に障害があったらどうしようと、とても悩んでいる方がいます。そんな方で、この出生前診断を知らない方がいるので、なんで教えてくれなかったの?って怒る方がいらっしゃいます。逆に、どんな障害があっても、自分の子供だからと考えている方に、出生前診断を勧めると怒る方もいます。
僕はいつもみなさんに勧めはしませんが、出生前診断というものがありますよと、お知らせはします。
選択は、家族次第ということですね。
そうですね。
実際、患者さんも半分半分です。高齢出産でも気にされない方もいますし、若い方でとても気にされる方もいます。僕のクリニックでは、出生前診断をしていないので、気にされる方は専門のクリニックを紹介させてもらいます。
あとは、妊婦検診で気になるところが出てきたら、出生前診断を紹介させてもらうこともあります。あくまでも、中立の立場で紹介させてもらいますね。
あくまでも自己判断ということですね。
大切なのは、家族で話し合うこと。
どんな価値観で、子供をどういう風に育てていくのか夫婦で話し合う時間も大切だなと思います。
今は、晩婚や高齢出産も多くなってきているので、今回の「出生前診断」のテーマを出していただいてありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。