Dr.ネルソンの「医学&タメになる」授業
公認会計士/税理士の松岡由紀子さんの高校生時のお話をお聞きします。
シングルマザーになったわけ
松岡さんがシングルマザーになった時は、何歳の時ですか?
21歳ですね。子供が2歳の時なので、2年半で離婚しています。
世の中の約3割の既婚者が離婚しているというデータがあります。ということは、シングルマザーになった方も多いはずです。さらに、これから離婚しようかなと思っている方もいるかもしれません。貴重なお話ですね。
松岡さんは17歳の時に、できちゃったんですね。
そうです。
実際に出産は、18歳で高校3年生でした。
結婚はいつされたんですか?
産まれる前なので、18歳ですね。
結婚生活が2年半ぐらいだったんですね。なぜですか?
その時は、公認会計士でもなかったですよね。食べていくすべがなかったんですよね。
そうですね。
私には全く経済力がなかったですが、それを超える理由がありましたね。それが「虐待」でした。他にも挙げだすとキリがないですが、それが一番の理由ですね。
何か理由があったんですか?お酒を飲んでとか?
お酒はむしろお金がなかったので、飲まなかったです。元旦那は、女癖も悪かったんですよ。の割に、私には束縛をするんです。そんな理由から、妊娠中にも一度暴力を振るわれたことがありました。でも、子供が産まれたら変わってくれるだろうと思っていました。
でも、子供が産まれてからも子供は泣くのが仕事なのに、自分の言うことを聞かず泣く子供にイライラして、暴力を振るったんです。それで、私が子供をかばうと、さらに怒りが増して母子ともにフルボッコです。
結婚する前は優しかったんですか?
どうなんだろ(笑)
でも、女癖は当初から良くはなかったですね。あとは、仕事をすぐに辞めて、辞めると1ヶ月とか仕事をしないんですね。でもお金を稼がないのも女癖が悪いのも、選んだ私が悪いと思っていました。変な話、夫として最悪でも父親として良い父であれば、許容できたはずです。でも、父親として一番やってはいけない「虐待」をしたので、離婚をしました。
なるほど。
でも、最初言い出すのは大変だったんじゃないですか?暴力を振るう人だったら、もっと炎上しそうですが。
それが良くも悪くも、喧嘩をするとすぐに「離婚や!」っていう人だったんですよ。それに、私が離婚するって言わないと思ってたと思うんです。それまでは、離婚するって言われても、「離婚してもなんの解決にもならないでしょ」って言ってきました。でもある日の喧嘩で、私が真面目に「子供のことを愛しているのか?」と聞いたら、「愛してない」と答えました。
言葉ではっきりと言ったんですね。自分の子供ですよね。
そうですよ。だから、私は離婚を決意しました。向こうも引くに引けずに「離婚届取ってこいや」ってなったので、次の日本当に取りに行って離婚しました。
ちなみに慰謝料はどうだったんですか?
慰謝料はゼロです。
!!!
今回、自分の人生の出来事を勇気をもって語っていただき、ありがとうございました。現在、松岡さんのような経験をされている方がいらっしゃると思うんですよ。そのような方に何かアドバイスはありますか?
そうですね。
子供を愛しているなら、子供が一番幸せな道を選んであげることだと思います。もちろん経済的に不安なことなどあるとは思うんですが、例えば住居一つにしても地方へ行くと、ただで家を貸してくれるところもあります。子供を守るということを一番に考えて、それ以外は犠牲にして、どう選択をするのかが大事だと思います。
まず目先のことしか考えないですもんね。来月の家賃や生活費、どうしようってなりますよね。そうしたら離婚できなくなっちゃいますね。だから、先ほど松岡さんがおっしゃったように地方へ行く決断も大切ですね。移住者を歓迎する自治体もたくさんありますし。
ここは意地はるところじゃないんでね。どうしても視野が狭くなっちゃってると思いますが、周りに「助けて」って言うことが大切です。すべては子供のためです。
1人で悩まないで、まずは相談することが大切ですね。
ありがとうございました。