性病は自覚症状がないものもあり、知らない間に発症して相手に感染させてしまっていることもあります。
逆に、自分が感染させられてしまうことも…。
性病は早期発見・早期治療が大切になるので、性病の初期症状について知っておきましょう。
■性病の初期症状のチェックリスト
性病の初期症状は、女性であればおりものや痒みなどの症状が出ることが多いです。
男性は排尿時に痛みを伴うことも。
まずは、性病の初期に見られる症状をチェックしてみましょう。
ただし、性病の種類によっては、症状が非常に軽かったり、症状があっても自覚されなかったりすることは非常に多いです。
明らかな症状を自覚せずに、性病の初期発見のタイミングを見逃し、結果的に病状を重篤させてしまうケースも多いです。
症状を頼りに自分が性病にかかったかどうかを判断せずに、
性病にかかる可能性あれば、必ず受診して下さい。
■女性に多い初期症状
《おりもの》
・おりものの量が増えた
・酒粕状またはカッテージチーズのようなおりもの
・泡状で悪臭の強いおりものが出る
上記の症状のどれかに該当した場合は、クラミジアなどの性病に感染している可能性が高いでしょう。
《性器周辺》
・性器周辺が痒い、痛い
・排尿が困難になるほど強い痛みがある
・太ももの付け根のリンパが腫れている
・性器や肛門周囲に痛みがないイボができている
上記の症状のどれかに該当した場合は、性器ヘルペスや梅毒などの性病に感染している可能性があります。
《全身の症状》
・性器や肛門、唇などにしこりや腫れがある
・全身に赤茶色の発疹やできものがある
・喉に腫れや痛みがあり、咳や熱がある
・白目や身体が黄色くなる黄疸が見られ、吐き気や食欲 不振などがある
・発熱・咽頭炎・下痢・倦怠感などの症状が1ヶ月以上続く
上記の症状のどれかに該当した場合は、梅毒や咽頭の淋病などの性病に感染している可能性があります。
■男性に多い初期症状
《性器周辺》
・排尿時に痛みがあり膿が出る
・尿道に痒みや不快感がある
・睾丸が腫れて痛みを伴う
・亀頭が赤くなり痒みがある
・太ももの付け根のリンパが腫れる
・性器や肛門周辺に痛みがないイボができる
上記の症状のどれかに該当した場合は、性器ヘルペスや梅毒などの性病に感染している可能性があります。
《全身の症状》
・性器や肛門、唇などにしこりや腫れがある
・全身に赤茶色の発疹やできものがある
・喉に腫れや痛みがあり、咳や熱がある
・白目や身体が黄色くなる黄疸が見られ、吐き気や食欲不振などがある
・発熱・咽頭炎・下痢・倦怠感などの症状が1ヶ月以上続く
上記の症状のどれかに該当した場合は、梅毒や咽頭の淋病などの性病に感染している可能性があります。
■性病の特徴と知っておきたいポイント
性病の特徴として、おりものや性器などに症状が現れるものもあります。
しかし、咽頭クラミジアなどの場合は、喉に症状が現れるため風邪と間違えられてしまうことも。
また、カンジダは、性交渉と関係なく、抗生剤の投与後や、体調が弱まったときに発生することが一番多いです。
性交渉を通じてもらうこともあるとされています。
膣の痒みや、おりものに白い粕のようなものが出たりする場合、カンジダを疑って受診して下さい。
多くの場合、投薬によって軽快しますが、体調によっては再発することも多いです。
性病を早期発見するためには、普段からおりものの状態などをしっかり把握しておくことが大切です。
■性病は早期発見、早期治療が肝心
性器周辺は、日常生活のなかであまり意識しない場所でもあり、変化に気づきにくいかもしれません。
症状を自覚したときには、すでに悪化している可能性もあります。気になる症状があれば、早めに診察を受け、治療を開始しましょう。
また、性病と診断されたら、パートナーと一緒に治療を受けることも大切です。