おはようございます。

まだまだコロナが落ち着かない
感じはありますが、
コロナ自粛期間中に太っちゃった…
なんて声もよく聞きます。


さて、突然ですが…
あなたはいかがですか?


本日は『女性ホルモンと脂肪』
についてお話いたしますね。


脂肪がたくさんついていると、太ってしまうだけでなく、妊娠や月経など女性の身体の機能に大きく影響を与えます。

その中でも女性ホルモンである【エストロゲン】は脂肪の蓄積などのコントロールに関与しているのです。

では、エストロゲンは身体の脂肪をどのようにコントロールするのでしょうか?



1.エストロゲンの脂肪に対する働き

脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪と呼ばれる
2つの種類があります。

エストロゲンには、皮下脂肪を増やし、
内臓脂肪を減らす働きがあります。

◎エストロゲンの働き・増える時期

エストロゲンが増える時期は、次の通りです。

① 思春期

② 妊娠時


■思春期に脂肪が増える理由

思春期は身体に様々な変化が見られますが、その一つに「月経の始まり」が挙げられます。

思春期にエストロゲンの作用により身体に脂肪を蓄積することで、排卵を起こす作用があります。

排卵が起きなければ、生殖能力つまり
妊娠することができません。

排卵が起こり、妊娠が可能な身体になるために、身体にある程度の脂肪を溜めておくことが必要になります。


■妊娠した時に脂肪が増える理由

妊娠した時に体重が増える理由は、エストロゲンにより脂肪を蓄積する作用が起こるためです。

また、妊娠中の栄養状態を維持するためだけでなく、お産の際の出血や出産後の授乳など、出産前後に消費するエネルギーが大きくなります。

出産前後のエネルギー消費に備えて、
妊娠時から脂肪を蓄えておく作用が
あるのです。


◎ 妊娠時期と脂肪の蓄積

妊娠すると胎児の成長に伴い、
お母さんの体重も増えます。

妊娠期に皮下脂肪が増えるのは、胎盤から分泌されるエストロゲンの影響であることが分かります。


2.エストロゲンによる内臓脂肪への影響は?

内臓脂肪とは、お腹の中にある腸と腸の間を固定して正しい位置に保つ、「腸間膜」と呼ばれる場所に蓄積する脂肪のことです。


◎エストロゲンと内臓脂肪の関係

エストロゲンと内臓脂肪の関係は
次の通りです。

• エストロゲンが増えると内臓脂肪が減る

• エストロゲンが減ると内臓脂肪が増える


女性ホルモンのエストロゲンは、
分泌が増えると内臓脂肪を減らす
作用があります。

逆に、閉経などにより分泌が減ってしまうと、内臓脂肪が増えてしまいます。



いかがでしたか?
内臓脂肪と聞くと
男性の方が付きやすいと思われやすいのですが、女性ホルモンとの関係もあるのですね。


では、次回は続きとして
内臓脂肪と皮下脂肪の違いや
メタボについてもお話しますね。