Dr.ネルソンの「医学&タメになる」授業
公認会計士/税理士の松岡由紀子さんと「緊急避妊薬」についてお話します。
緊急避妊薬とは?
松岡さんは、17歳の時にできっちゃった結婚されたんですよね。
そうです!
ぶっちゃけその時は、コンドームが破れたり、抜けたりしたんですか?
いや、つけてなかったです(笑)
わお(笑)
性行為の時に、コンドームが破れた!もしくは膣の中に残ってるやん!となった時、妊娠の可能性がありますよね。そんな時、どうすればいいかというと、実は緊急避妊の薬があるんです。
そうなんですか?!
日本で使われている薬は2種類あります。どちらにも共通しているのが、72時間以内に飲めば、避妊できる可能性が高いです。古いタイプは2回飲む必要があります。2粒飲んだ12時間後にまた2粒を飲みます。避妊の確率は60%です。
60%ですか?100%ではないんですね。
そうなんです。
あともう一つ新しいタイプの薬は、1回飲めばOKで、副作用も少ないです。こちらの避妊率は85%です。どちらの避妊薬も100%ではありません。100%の避妊率が欲しければ、毎日飲むピルであれば、99.7%避妊することができます。これは、コンドームを使うより確実です。
そうなんですね。
ちなみに避妊リングはどれぐれいの避妊率になるんですか?
避妊リングもピルと同じぐらい99%ぐらいの避妊率があります。ただし、お産経験がある女性でないと、違和感を感じる人もいます。いろんな避妊方法がありますから、一度産婦人科で相談してみてください。
今回、お話したいのは緊急で避妊ができる薬があるということ。知らないまま時間が過ぎて、妊娠してしまい中絶を選択してしまう。このようなことにならないために、正しい知識を知っておけば大丈夫です。
ちなみにその薬って、おいくらぐらいですか?気になる方もいらっしゃると思います。
古いタイプは、6,000円~7,000円程度。新しいタイプは15,000円~16,000円程度です。
そうなんですね!
10万円とかしたらどうしようって、お金のことが気になりました。
そうですよね。
でも手術になったらその何倍もお金がかかるし、体にも傷がついてしまいますからね。ちなみにこの避妊薬は「アフターピル」といいます。ぜひ、検索してみてください。
本日は以上です。ありがとうございました。