今回は、生理が来ない時の妊娠確認の方法について解説します!
生理予定日はあくまで目安ではあるのですが、予定日よりも1週間生理が遅れている場合は、妊娠している可能性が高くなります。
ただし、生理が遅れる原因は妊娠だけではありません。
■生理が遅れる原因
生理が遅れる理由としては、下記のものが考えられます。
・ストレス
・睡眠不足
・急激なダイエット
・激しいスポーツ
上記の理由が考えられますが、性交渉がある方は妊娠の可能性が高くなります。
■コンドームの避妊率は100%ではない
「コンドームを付けていたから大丈夫」
「射精時は外に出したから妊娠していないはず」
などと思い込んでいる方もいるかもしれません。
コンドームの避妊率は100%ではないため、妊娠していない可能性は否定できません。
また、コンドームは正しい使い方をしなければ避妊効果は得られないのです。
■妊娠を確かめる方法
生理が遅れて「妊娠かも?」と思ったら、まずは妊娠検査薬で検査をしましょう。
妊娠検査薬には次の二種類があります。
①生理予定日から使用できるもの
②生理予定日から1週間後に使用できるもの
ドラッグストアで約600円前後で販売されているので、中学生でも高校生でも購入する事ができます。
■妊娠検査薬の使い方
妊娠検査薬は、検査キットに尿をかける事で妊娠を判断する事ができます。
妊娠すると女性の体内では、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンが増え始めます。
尿の中に含まれるhCGホルモンに反応する事で、妊娠反応を知る事ができるのです。
■妊娠していても「陰性」の場合もある
妊娠検査薬で簡易検査が可能ですが、妊娠している場合でも「陰性」になる事があります。
尿中のhCGが一定以上の濃度にならなければ、検査薬での反応が難しいためです。
そのため、妊娠していてもホルモンの濃度が足りず陰性になることもあるのです。
■生理が来ない時は早めの受診が大切
妊娠検査薬で陽性反応がでた場合も、陰性の場合も身体のことを考えると早めの受診が大切です。
来院したら、尿検査やエコー検査などを行い、赤ちゃんの状態を確認します。
確認できない場合は、子宮外妊娠の可能性もあるので、期間を開けて再検査を行います。
■妊娠が分かったら?
妊娠していることが分かったら、出産を希望される場合は、妊婦検診を受ける必要があります。
妊娠週数に合わせてお母さんと赤ちゃんの検査を行い、出産に向けて健康状態を確認していきます。
一方では望まない妊娠の場合もあるでしょう。
その場合は、中絶手術を行う選択肢もあります。
今後、どのような選択をしていくのか、一緒に考えていきましょう。