Dr.ネルソンの「医学&タメになる」授業

みなさんの「排卵日」の疑問について、Dr.ネルソン先生が丁寧に説明します。

「排卵日」とは

本日は、排卵日がどうやって分かるのか、簡単な考え方をお教えします。

ただし、人間はロボットではありませんので、その時の体調によって排卵日がずれることもあります。あくまでも、大まかな考え方をお伝えしますね。

月経周期が28日間の人

生理が始まって、次の生理が始まるまでの日数が28日間の人を28日周期といいます。

生理が終わってから、何日目に排卵するかというと、実は次の予定生理日から計算した方が早いんです。大体、次の生理が始まる日から、14日前ぐらいに排卵します。

自然な形で、妊娠を頑張りたい人は、次の予定生理の大体2週間前ぐらいに頑張ってみてください。

月経周期が30日間の人

実は30日周期の人も同じで、次の予定生理から2週間前にさかのぼった日あたりが、排卵日になります。

何回も繰り返しになりますが、大体の目安です。

基礎体温を測っている人

基礎体温には、低温相と高温相があります。

低温相は、低い体温でしばらくすると、少し下がるときがあります。下がったあとは、急に体温が高くなります。この体温が少し下がったところで、排卵が行われるといわれています。

でも、きちんと測っても当たるのは、大体28%ぐらいだと言われています。実は、その程度の確率でしかないのです。

排卵検査薬とは

ここまで説明しましたが、実はもう一つ方法があるのです。

ドラッグストアには、排卵検査薬という検査薬が売られています。妊娠検査薬と間違えないように気を付けてください。

排卵検査薬を購入し、生理が始まってから大体10日目ぐらいから測っていきます。陽性が出たら、その日を狙って妊娠できるように仲良くするといいですよ。

以上が、家庭でできる排卵日の考え方と方法でした。